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2008年02月 アーカイブ

2008年02月07日

適応の効果

これは実習に役に立ちそうです。
この問題解決方法はどこにあるのでしょうか。


マクロライドは、例えばペニシリン系に比べて幅広い抗菌スペクトラムを持ち、呼吸器や軟部組織などの多くの感染症に適応がある。例として、連鎖球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌、そして腸球菌といったグラム陽性球菌による感染症が挙げられる。ただし、かなり耐性化が進んでいるものもあり、効果の面からも基本的にはペニシリン・セファロスポリン系の使用が優先され、ペニシリンアレルギーなどのある人に対する代替薬である。

特に、他の薬剤に比して特徴的であるのは、リケッチア、クラミジアといった細胞内寄生菌、マイコプラズマ、抗酸菌(ことに非定型抗酸菌)に対する抗菌力を有する点である。

ペニシリン系はペプチドグリカン細胞壁の合成阻害を作用機序とするため、細胞壁そのものを持たないマイコプラズマや、ペプチドグリカンへの依存が低い細胞壁を持つ抗酸菌などには無効であるが、マクロライドはこれらに対しても有効である。またマクロライドは、宿主細胞の内部への浸透性が高いという特長があるため、細胞浸透性が悪いペニシリン系やアミノグリコシド系の効果が低い、リケッチアやクラミジア、抗酸菌などの細胞内寄生体に対しても有効である。もう一つの、同様な利点を持つ抗生物質の代表であるテトラサイクリンは、骨や歯牙の形成に対する悪影響(歯牙黄染)などがあるため、ことに妊婦や乳幼児では処方しにくい。

従って、こうした微生物の引き起こす感染症であるマイコプラズマ肺炎、オウム病、そして性器クラミジア感染症、クラミジア肺炎、レジオネラ肺炎などではマクロライドが第一選択薬として用いられる。

ウイルス感染症には完全に無効であるので、原則として処方しない。ただし、例外的に、その病原体がマイコプラズマやクラミジアによるのか、ウイルスによるのか判断に迷うケース(例えば、軽い肺炎・気管支炎で、検査所見などから一般的な細菌が病原体として考えにくい症例)では、臨床的な重症度を考慮して、エンピリックな(起因菌同定前の)治療にマクロライドを用いることが実際にはある。一方で、急性上気道炎(いわゆるかぜ症候群)に対しても無効であり、この場合、マクロライドに限らず抗生物質の投与は一般的には推奨されていない。

抗菌作用のほかに、14員環マクロライド(例:エリスロマイシン・クラリスロマイシン)はびまん性汎細気管支炎 (DPB) に対して特効的な治療効果を有することが日本で明らかになった。それ以来、マクロライドの持つ抗微生物作用以外の働きは、興味深い研究対象となっている。


引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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